Interviewインタビュー

森 秋彩Ai Mori

負けず嫌いから始まったクライミング。

小学校1年生の頃、家の近くにショッピングモールができて家族で行ったら、たまたまクライミングジムがあって、お父さんとチャレンジしてみました。ずっと木登りが好きだったので、それに似ているな、と思って。初めは全然登れなかったし高くて少し怖かったのですが、負けず嫌いな性格なのでその日のうちに何度もトライしてみました。面白さと登り切れた時の達成感でハマり、週3~4回くらいのペースでそこに通い始め、その後都内のジムや山の岩にもお父さんと行くようになりました。クライミングを続けてきて一番印象に残っているのは、小学校3年生の頃に出場した、イタリアでの初めての海外大会です。ボルダリング、トップロープ、スピードの三種目全て出場して、全て優勝することができました。まさか優勝できるとは思っていなかったのでとてもびっくりしたけれど、これがクライミングを本格的に始めるきっかけになったと思います。

自由で達成感があるから楽しめる。 クライミングの好きなところは初めから変わらず、登り切れた時の達成感です。他のスポーツだと同じ動きを繰り返すことも多いですが、クライミングは人によって動きが全然違い、そんな自由なところも好きです。これからはジャンプなど力強い登りができるようになりたいです。クライミングは運動がちょっと苦手でも意外と向いていたりすると思うので、そんな方にもオススメだと思います。

クライミングは、なくてはならない存在。

私と同世代の選手は多いのですが、私は負けず嫌いなのでライバルが増えると目標も増えていき、モチベーションにつながっていると思います。学校の友だちは「テレビ見たよ」とか、応援してくれていてうれしいです。いまはワールドカップに出場するための資格を取ることが目標で、平日は2〜3時間、土日は5〜6時間、1日おきに練習しています。家族は「頑張れ」とか「優勝しろ」とかあまり言わず、「辞めたいならいつでも辞めていいよ」と言ってくれて、マイペースにクライミングを続けられています。クライミングは小学校1年生から始めて、もう私にとってなくてはならない存在。これからもずっと続けていきたいと思っています。

Other Interview